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日曜日, 2月 13, 2011

考えることをやめた人


最近、報告書をレビューする機会が多い。そこでよく見る誤りが、相関があること=因果があると結論づけているもの。 現実には、数値で因果を説明するのは困難な場合が多いので、一般論や経験から説明することが多いんだけど、そこには当然ブレがあり議論の余地が生じるが、これは至って健全なもの。

しかし最近見るのは、"AとBに高い相関があるので、Bを引き起こした原因はAである"と言う短絡的なものばかり。このような報告を書く人は、総じて主張が曖昧で根拠を示すことができないが、それを問題として捉えられていない。「頭使って考えようよ」と言ってもできないと言うことは、考えることを忘れてしまったのだろうか。

考えることを放棄した人は、自ら負け組を選択し、将来を放棄しているようにしか思えないが、どのように考えているのだろう。


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